日々の生活やお仕事の中で湧いてくる、
イライラ、ムカムカ、ザワザワ…。
こうした負の感情と言われるもの。
それに対して、
嬉しい!楽しい!とか、優しい気持ち、あたたかい気持ち、前向きな気持ち…。
こうした正の感情と言われるもの。
どちらも私の中の感情たち。
話が少し変わるけれど、私は子どもの時に、
「マイバースデイ」っていう占いやおまじないがたくさんのっている雑誌を毎月おこずかいで買っては、いろんな診断をしていた。
ポジティブで元気な子になりたくて、
診断結果がそうなるように回答をすすめていく子だった。
つまり、いつから何をきっかけにそうなったのかは分からないけど、
「ポジティブ、前向き、元気、明るい」をいいものとしていた。
そして同時に、
「ネガティブ、慎重、繊細、内向き」という結果を避けていた。
どうしてそう思うようになったのだろう?
世の風潮があるのか、学校や親に言われたのか、
自然に内から沸き起こるものなのかは分からない。
私は自分のセルフイメージを、
「前向きで元気な子」としたかったんだな。
それは、大人になるにつれて少しずつは変わったものの、方向性としては変わっていないと思う。
それでも人間、負の感情だってやってくるもの。
子育てしていれば、いくつもの負の感情が波のようにやってくる。
私はいい母でありたいと負の感情を感じないようにしていた時もあった。
寝不足や超忙しい時にはキャパオーバーになって、
怒り収まらずで、大爆発することもあって、
今でも「あのとき、母ちゃんが・・・」と娘たちに言われては申し訳ない気持ちになるときがある。(笑)
アドラー心理学を学ぶようになって、
「人は感情を使っている」という表現に出会った。
怒るという行為は、怒りの感情を使っているというのだ。
そして7つの習慣でも、「主体的な人は気分を価値観に従わせる」とある。
ポジティブな感情は歓迎して、
ネガティブな感情は避ける。
なんとなくそう思っている人は、おそらく多くいるんじゃないかなって思うのだけど、
ネガティブな感情だって、人は必ず感じるし、感じないようにすることはどうやら不可能らしい。
しかも、
ネガティブな感情があるときは、心がおおきく揺れるから、
自分自身がどんな人なのかを知る、大きなチャンスだったりする。
自分を解読するために、これを逃す手はないのだ。
どうやら、ネガティブな感情を、
押し込んだり、
追いやったり、
無いものとすることは、方法としてはあまりいいものではないようだ。
そうではなくて、ネガティブな感情を、
あらわに武器にせずに、
振り回されずに、
在るものとし仲間に取り込む方法の方がよさそうだ。
そんなやり方を、
これから探る旅にでる。