怒りは2次感情なんだそうです。
つまり、怒れちゃうときって、
その前にべつの感情(1次感情)が起こっているんだそうです。
たとえばね、
予定されていたことが突然キャンセルされちゃって、おこれちゃったとしたら、
いきなりおこれちゃったわけではなくて、
予定していたのにキャンセルされたことに、
たとえば、
「ざんねん、悲しいな」「予定していたことより別のことを優先させられてむなしいな」
などの気持ち(1次感情)があって、
それで怒れちゃったりするってことですね。(2次感情)
「怒っちゃいけない」「常にニコニコ、ポジティブなのがいいこと!」って思っている人は結構いるはず。
でも、だからって気持ちを押し殺してごまかすと、
「ざんねん、悲しいな」「予定していたことより別のことを優先させられてむなしいな」
などの気持ち(1次感情)を、
なかったことにする(無視)とか、
そう思う自分はいけない!(否定・拒絶)してることになるんです。
でね、
起きた感情を、無視、否定、拒否すると、
自分自身を大切にされていない気持ちが残ります。
見た感じ、そこでは怒らなくなったとしても、
ずっと、
悲しかった~、むなしかった~とか残っているんだそうです。
だからね、
その1次感情を分かって、
だから怒れちゃったんだねって思うだけで、
「刺激」と「反応」の間のスペースを空けることになります。
少なくとも衝動的に、
不必要な怒りのぶつけ方をしなくてよくなるし、
怒りを燃えたぎらせたり、いつまでも長引かせたりしてエネルギーを消費させなくて済みますね。
いずれにせよ、
相手の行動や気持ちを、直接的に変えさせることは不可能ということを思い出してくださいね。
自分ができることと(影響の輪)、自分だけでは変えられないこと(関心の輪)をはっきりさせて、
自分ができることは何かな?って建設的に考えた方が、
絶対、効果的!
これまでの話をまとめますね。
反射的に反応しないために、
一時停止する。
そして、1次感情は何かを探す。その感情を受け止める。
それだけで突発的に感情に振り回されなくなります。
そして、
その一件は関心の輪か、影響の輪かを考える。
関心の輪のことは、どうしようもない。
自分ができることは影響の輪のことだけと割り切る。
それだけで、
自分の気持ちをないがしろにせずに、
心の状態をある程度平和にできます。