サドベリースクールのスタッフの専門性とは何か?
との質問を受けて、
自分なりにあらためて考えてみる。
「先回りしない」とか「価値観の押し付けをしない」とかだなぁ。
それはなんでか?って思ったら、
「子どもたちは必要なものを自ら学ぶ力をもっている」と信頼しているから。
リビングでこのことを考えていたら、長女がやってきて、
スタッフの専門性は、
「生徒を他者として尊重する」ことだって言った。
「他者」という言葉をどうして使うのか?
わたしにはしっくりこないけど、
彼女が言う「他者」とは、
「自分のコントロール下にない」という意味だなって思いました。
大人はなぜか子どもをコントロールできる存在と捉えてしまう。
子どもだって、
大人と同じ価値のある「意思」を持つ存在なのに、
不完全な、
不出来な、
コントロールの対象であると思う人が多い。
子どもたちは、頭のカタイ私たちよりグンと面白いアイデアをもつし、
私たちが「こういうもんだ」として疑わないことも、適切じゃないと思えば「なんで?」と聞けます。
「違うから押さえつける」んじゃなくて、
「違うからひろがる」のにね。
だから、年齢が若かろうが一人の人として尊重するということは大切にしています。
そしてもう一つ、
「こうあるべき」ではなく、「いろいろなのがあってもいいじゃない」と思える。というのも。
まとめると、
スタッフの専門性は今のところは4つだな~と思います。
・こどもを他者として尊重する
・先回りしない
・価値観の押し付けをしない
・「こうあるべき」ではなく「いろいろなのがあってもいいじゃない」と楽しめる
「こどもを他者として尊重する」がベースにあれば、他の3つもそこに含まれてしまいそうですね。
この専門性すら、「こうでなければならない」と自分を縛るのではなく、
この専門性を楽しみたい人がスタッフを楽しくやれたら最高です。^^